
ワードプレスを使って、新しくホームページやブログを立ち上げる時にはSSL設定をして「https://~.com」というように安全に設定する場合が多いと思います。
実は立ち上げと同時に
「http://~.com」や「https://www.~.com」
など、同じドメインで違うURLのサイトが同時に存在している事があります。
これを放置しているとリスクが大きいので、一つにまとめる「301リダイレクト」を推奨しています。
方法はいくつかありますが、ここでは簡単に出来る方法で、複数のサイトをひとまとめにする作業の手順を紹介します。
サーバーから301リダイレクトを設定する方法
まずは一番簡単な、レンタルサーバーから設定する方法を紹介します。
ここではmixhostでの手順となりますが、他のほとんどの有料レンタルサーバーでも同じように設定が出来ますので参考にして下さい。
まずはマイページにログインし「サービス」をクリックします。

設定したいドメインの入っているサービスを選択して下さい。

「cPanel(コントロールパネル)」をクリックします。

下へスクロールし「リダイレクト」をクリックします。

①「永続301」を選択します。
②設定したいドメインを選択します。
③リダイレクト先には最終的にまとめたいURL「https://~.com」を入力します。
④選択肢が3つありますが
「www付きでのみ」→httpとhttpsがまとまらない
「リダイレクトしない」→wwwありとなしがまとまらない
このような理由により、真ん中の全てが一つにまとまるものを選択します。
ここまでを正しく入力したら「追加」をクリックします。
この作業で「http://」や「https://www.」が全て一つのURLにまとまりました。

mixhostでURLをまとめる作業は以上になります。
プラグインを使って.htaccessから301リダイレクトする方法
WordPressのプラグインを使い、.htaccessにコードをペーストしてURLを統一させる方法です。
管理画面からプラグインの「新規追加」をクリックします。

キーワードで検索し「今すぐインストール」をクリックします。

「有効化」をクリックします。

有効化すると、プラグインの一覧に戻ります。
LiteSpeed Cacheの「設定」をクリックします。

下へスクロールして「ツールボックス」をクリックします。

「[3].htaccessを編集」をクリックします。

【注意】
ここは触ってはいけない大切な部分もありますので、バックアップを取っておくことをおすすめします。
コードが並んだ一番上にカーソルをもっていき、エンターで改行します。

①1行空けた部分に、リダイレクトのコードをペーストします。
全てのコードをペースト出来たら、左上の②「変更の保存」をクリックして完了です!

こちらが「http」を「https」にするコードです。
RewriteEngine on RewriteCond %{HTTPS} off RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
こちらが「www.」をなしにする為のコードです。
RewriteEngine on RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.(.*)$ [NC] RewriteRule ^(.*)$ https://%1/$1 [R=301,L]
ペーストする部分以外は触らないように気を付けて下さい。
これで作業は終了になります。
お疲れ様でした!
URLがまとまっているかの確認作業
ここまでの作業が完了したら、全てがまとまっているか確認の作業をしていきましょう。
リダイレクトチェッカーというツールを使います。
チェックしたい、古い方のURLを入力し「チェックする」をクリックします。

301リダイレクトが成功していれば、このように表示されます!

URLをまとめる理由
「http://」を「https://」へ、「www」をなしにする作業をしてきました。
URLを一つにまとめる大きな理由としては「ドメインパワー」を上げる事です。
インターネット上に、同じドメインで異なるURLが多数存在すると、googleの検索エンジンは全て別のサイトとして認識をしてしまい、アクセスが分散してしまいます。
また、被リンクに対しても、同じページに幾つものURLが存在しているとトラブルの原因になる事も考えられます。
後々の事も考えて、全てを一つにまとめておくのが安心ですね。
「http://」から「https://」にまとめるのは通信を暗号化し、安全に運営していく事が目的です。
「http://」の場合には検索バーに「保護されていない通信」と表示されてしまいます。

せっかく見にきてくれたユーザーの方が、不安になって帰ってしまわないように「https://」の設定は行っておきましょう
また「www.」ですが、あってもなくてもSEOの影響はないと言われています。
見た目をスッキリさせて覚えやすくする為にも、URLが短い「www.」なしをおすすめしていますが、統一してあればどちらでも大丈夫です。
全てを「https」に統一させて、安心・安全にサイトを運営していきましょう!