
競合が参入しそうになかった検索エンジン市場に、「OneSearch」というプライバシー重視の新しい検索エンジンが登場しました。
OneSearchは、ユーザーの個人情報や検索データを追跡したり、保存したり、広告主とシェアしたりしないことを約束。既に「DuckDuckGo」という同じような検索エンジンがありますが、OneSearchはプライバシーやセキュリティ製品に組み込むことができるという点で異なります。
OneSearchを提供するVerizon Media社の発表では、次のように言及されています。
OneSearchは、個人情報や検索データを追跡したり、保存したり、広告主と共有したりすることはありません。検索環境において、ユーザーにより高い個人情報のコントロールを提供します。セキュリティ分野のビジネスでは、Verizon Media社のパートナーとして、OneSearchを既存のプライバシーやセキュリティ製品に組み込みことができます。それによって顧客に新しいコントロール方法を提供できるでしょう。
引用元: Verizon Media社参照記事のタイトル
また、OneSearchにユニークなポイントは、さらに高度なプライバシーモードがあることです。有効にすると、暗号化された検索結果のリンクが1時間以内に期限切れになります。複数の人が同じデバイスを共有している時や、検索結果のリンクが共有されている時に有効な機能です。
OneSearchが提供するプライバシーモードを箇条書きでまとめると、次のとおりです。
- Cookieによる追跡、リターゲティング、プロファイリングを行いません。
- 広告主とデータを共有しません
- ユーザーの検索履歴を保存しません
- 偏りがなく、フィルタリングされていない検索結果を表示します
- 検索ワードは暗号化されます
OneSearchが広告主にデータを販売することはありませんが、無料でサービスを提供するためには広告に頼るほかありません。Cookieによるターゲティングされた広告は表示されませんが、検索ワードに合った広告を表示させる仕組みです。例えば、「パリへのフライト」と検索すると、旅行予約サイトや航空会社などの広告が表示されます。
今のところサービスの提供は北米だけですが、今月中にAndroidとiOSのアプリがリリースされ、他の国にもサービスを広げていく予定です。
出典:A New Search Engine Enters the Market – OneSearch from Verizon Media
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