
「ブログは何文字ぐらい書いたらいいですか?」
というご質問をよくいただきますが、結論としては「ブログ記事の文字数は何文字でもOK」です。
SEOについても、記事の文字数が検索順位に直接影響することはありません。
かと言って、文字数が少ない記事ばかりを投稿するのはNG。
最低でも1,000文字以上、できるだけ2,000文字以上の記事を書くことを推奨しています。
その理由について解説しますので、特にブログ初心者の方は参考にしてみてくださいね♪
- 執筆者:保坂 陽平
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福岡県宗像市を拠点に、SEO対策コンサルティングやWordPress講座などを行っています。全日本SEO協会認定SEOコンサルタント。上級ウェブ解析士。
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SEOと文字数との関係について
長文SEOの時代は終わった
かつては「長文SEO」という言葉があったほど、長ければ長いほど良しとされた時代もありました。
しかし、今は長く書いたからといって、それだけで上位表示することはありません。
このことについては、GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミュラー)氏もこのように発言しています。
From our point of view the number of words on a page is not a quality factor, not a ranking factor.
So just blindly adding more and more text to a page doesn’t make it better.
記事の文字数は、品質要因でもランキング要因でもありません。
やみくもにテキストを追加しても、ページの改善にはつながりません。
でも上位表示している記事は文字数が多くない?
でも実際に上位表示している記事は、文字数が多いですよね。
その理由は、コンテンツの品質が評価されているからです。
例えば、「文字数」を英語でなんと言うのか調べたい時、ただ英単語が出てくるだけのページよりも、例文や言葉のニュアンスなども解説してくれるページの方が親切ですよね。
実際に「文字数 英語」というキーワードで検索すると、(Google翻訳を除いて)検索1位のDMM英会話の記事には「word count」、「number of character」、「text length」といった様々な表し方や例文、複数の講師による解説もあります(2021年4月21日時点)。
その結果、他の記事よりも文字数は多くなっています。

このような充実したコンテンツを作ろうとしたら、文字数は自然と多くなっていきます。
その結果として、文字数の多い記事が上位表示しているんですね。
文字数よりも中身が大事
SEOで上位表示させるには、ユーザーの検索意図を満たすことが重要です。
検索ユーザーは「何かを知りたい」、「悩みを解決したい」という思いを持って検索しています。
「ブログ 文字数」で検索してこの記事を読んでいるあなたは、「ブログは何文字ぐらい書けばいいのか?」を知りたかったのではないでしょうか。
検索意図を満たすとは、ユーザーの疑問に答えたり、悩みを解決してあげたりすることです。
極端な話、検索意図を満たしていれば100文字でもいいのです。
でも実際には、そんな短い文章で解決できることは少ないと思います。
大事なのは、何文字書くかではなく、何を書くか。
文字数にとらわれず、検索ユーザーを満足させるには何を書けばいいのかを考えましょう。
何を書けばいいのかわからない時は?
最初は書けなくて当たり前
ブログ初心者の方が陥りがちなのが、「何を書けばいいのかわからない」、「書くネタがない」と作業が止まってしまうこと。
SEOを意識するあまりに難しく考えすぎてしまったり、単純に文章を書くことに慣れていなかったりと、いざ記事を書こうとすると手が動かなくなってしまうんですね。
それで「私には向いてない」といきなり諦めてしまう方もいるほどですが、最初は書けなくて当たり前。
「文章を書く」ことは誰でもできますが、「人に伝わる、読んでもらえる文章を書く」ことは立派なスキルだからです。
書きたいこと、書きやすいことから書いてみよう
「文章を書くのが苦手」だと感じている方は、まずは何でもいいので書く練習をしましょう。
SEOとか検索意図とかは考えなくていいです。
書きたいこと、書きやすいこと、例えば自分の経歴や思い出のエピソードなんかは書きやすいかと思います。
文字数は2,000文字、原稿用紙5枚分が練習にちょうど良い文字量ですが、最初は1,000文字を目標にしても構いません。
一つのネタで2,000文字のブログを書くとなると、私でも2~3時間はかかります。
質を高めるにはまず量をこなすことが大切ですので、ネタは何でもいいので10記事ぐらい書いてみてください。
ブログ記事の文字数の目安は?
SEOにおいて文字数は重要ではありませんが、私はできるだけ2,000文字以上、最低でも1,000文字以上を目安にしています。
と言うよりも、気付けば2,000文字を超えていることが多いです。
基本的に、検索順位は相対評価で決まります。
上位表示させるには、他のサイトよりも良い記事を書く必要があります。
良い記事を書くために一生懸命調べたり、自分だけのエピソードを盛り込んだりしていくと、自然と文字数が増えていきますよね。
逆に調べても書けない、500文字ぐらいで終わってしまうようなブログなら書かないほうがマシです。
SEOのためと言うよりもブログ記事の質を担保するために、最低でも1,000文字以上、できれば2,000文字以上を目安にすると良い記事が書けるかと思います。
ブログで稼ぐために一番重要なスキルはライティング力
この記事を読んでいる方の多くが、ブログを通して何かしらの形で収益を得たいと考えているかと思います。
アフィリエイトで稼ぐにしても、自分のビジネスにつなげるにしても、ブログ運営において超重要なスキルは「ライティング力」です。
ライティング力がないとSEOで上位表示させるのが難しいのはもちろん、アクセスが来たとしても記事を読んでもらえません。
読んでもらえなかったらつまり、売れません。
InstagramやTwitterをやるにしても、やはりライティング力は必要ですよね。
YouTubeもライティング力がないと台本を作れません。
ビジネスの場でも、メールやプレゼン資料、企画書の作成など、文章を書く機会はたくさんあります。
プライベートでもよく意味がわからないLINEが来ると、既読スルーしたくなりますよね。
「文章を書くのが苦手」と感じている方でも、ライティング力は練習によって身につきます。
また、私がアフィリエイトを始めた頃に読んだこの本ですが、今もライティングのバイブルとして時々読み返しています。
とてもわかりやすくて勉強になる、そして面白い本ですので、ぜひ読んでみてくださいね♪